「いまさらピアノなんて……」
そう思っている方こそ、この記事を読んでみてください。
子どもの頃に少しだけ習った記憶のある方も、ずっと憧れていたけれど機会がなかった方も。ピアノは、大人からでもじゅうぶんに始められます。そして、上達できます。もちろん、努力は必要です。でも、「努力が成果に結びつく」ことを知っている大人だからこそ、楽しみながら上達することができるのです。
■ 大人になってもピアノは上達できる。その証拠がここにある
まずは、実在の人物をご紹介しましょう。
ピアノを始めたのは50歳を過ぎてから。しかも、職業は――ノリ漁師。
彼の名は徳永さん。
フジコ・ヘミングに憧れ、「ラ・カンパネラを弾きたい」という一心でピアノを始めたそうです。最初は当然、楽譜も読めず、指も動かなかった。それでも、ひたすら練習を重ね、ついには本当に**「ラ・カンパネラ」を弾けるようになった**のです。
音大出身でもない。幼少期から習っていたわけでもない。
でも、情熱と努力によって、「夢の1曲」に手が届く。まさに、大人ピアノの希望そのものです。
■ 練習方法:動画を使うか、楽譜を読むか?迷っている人へ
最近は「Synthesia(シンセシア)」のような鍵盤アニメーション動画を見て、独学で弾く方も増えています。これは視覚的にわかりやすく、最初の一歩にはとても良い方法です。
ただし――ここが落とし穴。
このやり方だけでは「コード演奏」や「自分で楽譜を読む」ことが苦手なままになりやすく、応用がききません。
ある程度弾けるようになってきたら、やはり「譜読み」の壁は避けて通れません。
ですが、これも恐れる必要はありません。いまは初心者向けの楽譜、あるいは譜読み自体を最小限に抑えたカリキュラムもあります。
たとえば、ハリーピアノ教室の「はじめてコース」は、五線譜に慣れていない方でも自然に音符を覚えていけるよう工夫されており、好評です。
■ 上達のコツ:30分が理想。でも5分でも十分意味がある
理想的には1日30分練習できるとよいです。が、「30分も時間がとれない」と思う方にお伝えしたい。5分でも良いのです。
むしろ、毎日5分の習慣が、週1の「一時間どか弾き」よりも効果があることは、脳科学的にも言われています。
そして、夜中しか時間がないという方には電子ピアノが最適です。ヘッドホンをつければ騒音の心配もありません。
また、ピアノ経験者やグランドピアノに触れたい方にはスタジオのレンタルもおすすめです。1時間1000円前後と、実はカラオケと大差ありません。
練習方法としては、次の3点が大切です:
- ゆっくり練習(速く弾こうとしない)
- 片手ずつの練習(右手と左手を分けて)
- できないところだけの練習(数音を何度も繰り返す)
「止まりながら最後まで弾く」は一見頑張っているように見えて、実は非効率。
大人は「理解して」「分析して」「計画する」ことができます。これこそが、子どもにはない大人の強みです。
■ 上達しやすい曲:ハノン+好きな曲が最強
初心者のうちは、ハノン(指の基礎練習)をほんの少し取り入れるのが効果的です。難しすぎる場合は、1番だけ、ゆっくりでOKです。
ただ、指の体操だけでは楽しくありません。
自分の好きな曲をやること。これが最大のモチベーションです。
J-POPのバラードでも、ディズニーでも、映画音楽でも、なんでもいい。楽譜が難しければ「やさしいアレンジ版」を使えばOK。
最初は簡単でも、好きな曲を何度も弾くうちに自然と指も動くようになります。
■ 音楽教室の選び方:後悔しないための5つのチェックポイント
ピアノを続けるかどうかは、「教室選び」にかかっていると言っても過言ではありません。
1. 通いやすさ
→ 最寄駅から近いところがベスト。
月1回のレッスンよりも、週1回または月2回のほうが上達は確実です。
2. 料金体系の明確さ
→ 平日・休日、時間帯で値段が変わる教室もあります。
また、うまくなると勝手に料金が上がるケースもあるので要注意。
クラブナージ音楽教室はすべて一律料金で安心です。
3. 講師の質と相性
→ 音大または専門学校卒の講師が望ましいです。
個人教室は「当たり外れ」が大きいため、中規模以上の教室をおすすめします。
講師の人数が少ない教室では「合わない講師」でも代えがきかず、通うのがつらくなる場合も。
4. 続けられる仕組みがあるか
→ 発表会が定期的にあるかが大きなポイント。
2年に1回では、気持ちもなまります。
半年に1回の発表会がある教室が理想的です。
5. アンサンブルができるか
→ ピアノは1人で完結しがちですが、誰かと演奏する機会があると継続率が格段に上がります。
クラブナージ音楽教室では、ピアノでもアンサンブルが可能です。
室内楽やバンド形式での演奏にも対応しており、「音楽仲間」ができるという点も大きな魅力です。
■ おわりに:ピアノを始めるなら、いまがその時です
大人からのピアノは、結果が出るまで少し時間がかかるかもしれません。でもそのぶん、音の一音一音が深く、味わいのあるものになります。
まずは、体験レッスンに行ってみること。
いろいろ見比べるうちに、「この教室なら続けられそう」と思える場所に出会えるはずです。
ピアノは孤独な趣味に見えて、実はつながりを生み出す楽器でもあります。
あなたも、音楽のある毎日を、今日から始めてみませんか?
ハリーピアノ教室では、大人の初心者向けに特化した「はじめてコース」を開講中。初心者からスムーズなピアノの入門ができ、将来的にはアンサンブル、発表会など、ピアノを続けられる仕組みが整っています。
無理のないスケジュールで、ピアノのある暮らしを始めましょう!
0件のコメント