はじめに:「マイルストーン」ってなに?
「マイルストーン」とは、もともと道路に立てられた「道しるべの石」のこと。転じて、「ある地点まで到達した証」や「節目となる達成」を意味します。
ピアノ学習においても、「この曲が弾けたら一区切り」と思えるような名曲があります。
つまり、自分の成長を実感できる「目印の曲」=マイルストーンの曲。学校で披露すればきっと「すごい!」と注目される、そんな名曲たちを今回は紹介しながら、その魅力をやさしく解説していきます。
1. マイルストーンの条件とは?
まず、「マイルストーン」として扱われる曲には共通点があります。
- 有名であること(みんな知ってる)
- 弾くのがちょっとむずかしい(でもがんばれば手が届く)
- 弾けると「カッコいい」と思われる
この3つがそろったとき、ピアノを続けてきた努力が「わかりやすく」伝わるのです。
2. 「エリーゼのために」──みんな知ってる定番名曲
言わずと知れた、ベートーヴェン作曲の「エリーゼのために」。この曲はピアノ学習者にとって最初のマイルストーンと言っていいでしょう。
- みんなが知っているメロディなので、演奏すると「おおっ」となる
- 難しすぎず、でも表現力が問われる
- 初級から中級への橋渡しにぴったり
右手と左手のバランス、そして流れるような音の運びをしっかり練習すれば、見事な“仕上がり感”になります。
3. 「子犬のワルツ」──速さと軽やかさのステータス
ショパンの名曲「子犬のワルツ」は、中級者以上の憧れ。
- 手の動きが速く、指の正確さが問われる
- ワルツ特有のリズム感も必要
- 弾けたら「もう立派なピアニスト」と言われるレベル
短くても技術とセンスが詰まっている一曲。学校の発表会やコンクールでも人気です。
4. 「幻想即興曲」──上級者の証、ロマンの極み
こちらもショパンの作品。「幻想即興曲」は多くのピアノ学習者にとって“最大の壁”であり、ひとつのゴールでもあります。
- 超速い右手と、それを支える左手のリズムが難しい
- ダイナミックな盛り上がりと、しっとりした中間部の対比が美しい
- 「これが弾けるなら音大受験できる」と言われるレベル
難易度は高いですが、演奏できれば周囲からの尊敬は間違いなしです。
5. なぜ「マイルストーン」が大事なのか?
マイルストーンとなる曲を目指すことで、練習の目標がはっきりします。「この曲が弾けるようになりたい!」という気持ちは、ピアノを続ける原動力にもなります。
また、成長を可視化できることで自信もつきます。SNSで演奏動画をアップしたり、文化祭で披露したりすれば、自分のがんばりが多くの人に届くのも魅力です。
まとめ:あなたの次のマイルストーンは?
ピアノには無数の名曲がありますが、すべてを最初から目指す必要はありません。大切なのは、いまの自分より「少しだけ背伸びした曲」を選ぶこと。そこが、あなたの次のマイルストーンになります。
「エリーゼのために」から「幻想即興曲」まで、それぞれの段階で「がんばってよかった」と思える曲があるからこそ、ピアノは面白いのです。
そして、「この名曲にいつか挑戦してみたい」という気持ちを、実際の練習に変えていくなら、信頼できる先生との出会いが欠かせません。
名古屋の「ハリーピアノ教室」では、大人も子どもも、自分のペースでマイルストーンとなる曲に挑戦できる環境が整っています。初心者向けの基礎から、有名曲に挑む中級~上級レッスンまで、生徒一人ひとりに合わせた指導が好評です。
今のあなたにぴったりの「次の1曲」を一緒に見つけてみませんか?
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