ピアノを買ったばかり、あるいは子どものレッスンが始まった方へ

「ピアノを買ったけど、調律って必要?」「子どもがレッスンを始めたけど家のピアノが古くて心配…」

そんな疑問を持っているご家庭も多いのではないでしょうか。

本記事では、ピアノを購入したばかりの方や、子どものピアノレッスンが始まった家庭に向けて、調律の基礎知識をわかりやすく解説します。


◆ そもそも調律ってなに?

調律とは、ピアノの音程を正しく整える作業のこと。ピアノは200本以上の弦が張られており、季節の湿度や温度変化によって自然に音が狂ってしまうのです。

たとえ新品であっても、運搬中に微妙なズレが生じます。だからこそ、購入直後でも調律は必須なんです。


◆ 調律のタイミングはいつがベスト?

● 新品ピアノの場合

  • 設置後1ヶ月以内に1回目の調律
  • 半年後にもう1回(できれば)
  • 以後は年1回の調律が基本

● 長年使っていなかったピアノや中古ピアノの場合

  • 最初に点検+調律
  • 状態によっては修理や整音作業が必要なこともあります(追加費用あり)

◆ 調律しないとどうなる?

  • 音が不快に聴こえる
  • 和音が濁る
  • 弾くのが嫌になる…
  • 子どもの耳が育たない

特に子どもにとっては、調律された正確な音で練習することが、音感を育てるためにとても大切です。


◆ 調律の費用はどれくらい?

ピアノの種類調律費用(目安)
アップライトピアノ約13,000円
グランドピアノ約15,000〜18,000円
長期間未調律のピアノ+5,000円〜10,000円

※これは基本料金で、状態や地域によって変動します。販売店・教室経由での割引もあるので確認を。


◆ どこで調律師を見つければいいの?

調律師は専門職。自分で探すのは少しハードルが高いかもしれません。以下の方法が安心です。

● 販売店・メーカー経由で依頼する

ヤマハやカワイなど大手メーカーは、認定調律師ネットワークを持っており、信頼性が高いです。

● 音楽教室の先生に紹介してもらう

レッスン先の先生が信頼している調律師なら、子どもへの対応も慣れていて安心です。

● 地域で口コミのある調律師を検索

〇〇市 ピアノ調律」で検索すると、個人経営の腕利き調律師が見つかることも。


◆ 子どものレッスンと調律の関係

「調律なんてまだ早い」と思われがちですが、音程のズレたピアノでの練習は逆効果です。

  • 正しい音がわからない
  • 弾いても気持ちよくない
  • 弾く意欲が下がる

だからこそ、レッスンが始まった時点でピアノの状態を整えてあげることが、楽しく続ける第一歩になります。


◆ 調律師との出会い=ピアノライフの入口

調律師は、ただの“職人”ではありません。あなたとあなたのピアノを長年にわたって支えてくれる存在です。

  • 音の好みに応じて調整
  • 練習や使用状況に合ったアドバイス
  • ちょっとした不調にもすぐ気づいてくれる

相性のよい調律師と出会えると、ピアノとの付き合いがグッと豊かになります


まとめ:調律は「音楽の健康診断」

  • ピアノ購入直後でも、子どものレッスン開始時でも、調律は“必要”です
  • 年に1回を目安に、プロの手で音を整えてあげましょう
  • 相性の良い調律師との出会いが、あなたの音楽生活を支えてくれます

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