ピアノを始めてみたものの――
「指がうまく動かない」
「楽譜は読めても、音にするとぎこちない」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
そこで今回ご紹介するのが、バーナム ピアノテクニック教本。
「え、子ども向けじゃないの?」と思われがちですが、実は大人の初心者にこそ役立つエクササイズ集なんです。
この記事では、バーナム教本の特徴や使い方、つまづきやすいポイントをやさしく解説します。
🎹 バーナムって、どんな教本?
アメリカの教育者、エドナ・メイ・バーナムによって作られたこの教本は、
「テクニック=筋トレ」のように、日々コツコツ取り組むことで自然と指が動くようになる構成になっています。
特徴としては:
- 1曲1テーマで短い(30秒〜1分程度)
- タイトルが面白い(例:「かえるのジャンプ」「坂をのぼろう」)
- イメージと動作が連動して覚えられる
つまり、“楽しい筋トレ”のようなもの。
練習の導入として毎日少しずつ取り組むことで、確実に指の動きが良くなります。
🧩 大人がつまずきやすいポイントと対処法
では、大人の初心者がバーナムを進める中で、どんなポイントにつまずきやすいのでしょうか?
よくあるケースを3つにまとめました。
① 「手のフォームが安定しない」
つまずきポイント:
最初のレベルでは、指番号にそって「1・2・3・4・5」と順に弾くパターンが多いのですが、大人の場合、手が硬くてフォームが崩れやすい傾向があります。
対処法:
- 鍵盤の上で「卵を軽く握るような手の形」を意識する
- 手首を固定せず、力を抜いた状態で構える
- 必ず「ゆっくり」「正確に」弾く(速さは重要ではありません)
② 「指の独立ができず、音がなめらかに繋がらない」
つまずきポイント:
例えば「スキップしよう」というエクササイズでは、1・3・5の指を交互に使います。これが難しい。特定の指だけを動かす感覚がつかみにくいのです。
対処法:
- 鍵盤の上で「指体操」をしてから練習
(例:片手で1→3→5だけを押して戻す練習をリズムよく繰り返す) - 「音のつながり」よりもまず「正確な動作」を優先する
- 録音して自分の音のつながりをチェックしてみる
③ 「曲が短すぎて、上達しているのかわからない」
つまずきポイント:
バーナムは曲がとても短いため、「こんな短いので意味があるの?」と疑問に感じやすいです。
また、似たようなパターンが続くため飽きやすいという一面も。
対処法:
- 練習記録ノートをつけ、「今日のテーマ」を明確にして進める
- 3日後・1週間後に同じ課題をもう一度弾いて、成長を実感する
- 他の曲(やさしいポップスなど)と組み合わせて練習することで、バーナムの効果を「曲」で実感する
🌱 バーナムは「成長のための土台づくり」
バーナム教本の目的は、かっこいい曲を弾くことではなく、かっこよく曲を弾ける“手”をつくること。
つまり、土台づくりなんです。
最初は「地味だなぁ」と感じても、続けていくうちに指がしっかり動き出し、「あれ、前よりスムーズ!」という実感が必ずやってきます。
🎼 ハリーピアノ教室でのバーナム活用
名古屋市にあるハリーピアノ教室では、バーナム教本を「テクニック向上のための筋トレ教材」として導入しています。
もちろん、目的や好みによって「別の教本を使いたい」「クラシック以外も弾きたい」という方には、ポップスや映画音楽との併用レッスンも可能です。
🎁【無料体験レッスン受付中】
「手が動かない…」「ちゃんとした基礎から始めたい」
そんな方は、ぜひ一度体験レッスンにお越しください!
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🎯 まとめ:バーナムは、あなたの“演奏の未来”を支える教材です
ピアノは、指が素直に動くだけで世界が変わります。
そしてその“素直な指”を育ててくれるのが、バーナムです。
目立たない存在かもしれませんが、大人の初心者にとって、こんなに信頼できる相棒は他にありません。
ぜひ一度、じっくり向き合ってみてください。
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